愛知県議会 2016-06-01 平成28年6月定例会(第4号) 本文
もちろん、連邦制のカナダでは、それぞれの州政府でも取り組みが進み、例えばケベック州では、公用語が男性名詞と女性名詞に区別されるフランス語ですが、通常のフランス語での行政職の名称は全て男性名詞ですが、一九七〇年代に、全ての行政職の名称を女性名詞に置きかえています。 また、ブリティッシュコロンビア州では、一九九一年に、女性のための平等を任務とする省を設置しています。
もちろん、連邦制のカナダでは、それぞれの州政府でも取り組みが進み、例えばケベック州では、公用語が男性名詞と女性名詞に区別されるフランス語ですが、通常のフランス語での行政職の名称は全て男性名詞ですが、一九七〇年代に、全ての行政職の名称を女性名詞に置きかえています。 また、ブリティッシュコロンビア州では、一九九一年に、女性のための平等を任務とする省を設置しています。
ジェンダーという定義は、ジェンダー論者の世界では「社会的、文化的に形成された性別」で通用しているかもしれませんが、一般的にはジェンダーの定義は、もともとはフランス語やドイツ語などの男性名詞や女性名詞、中性名詞といった文法上の性別を意味する用語であり、社会一般には単なる性別として生物学的な性別のセックスと同じ意味で使われております。
広く知られているように、ラテン語系の言語には、男性名詞と女性名詞がはっきり分けられていますし、同じ言葉でも語尾を変化させることによって区別がされています。例えばスペイン語では、友達は、それが女性ならアミーガ、男性ならアミーゴとなります。フランスやスペインが男性名詞と女性名詞の区別を廃止しようとしているなどとは、寡聞にして聞いたことがありません。